ランドセルで破損の見られる3つのパーツ

普通のランドセルが破損する確率は低いので、めったに壊れて困ってしまう事はありません。ただ、無いわけではないため、一応予備知識として持っておくと選ぶときや、壊れる前に対処がし易いだろうと思います。

修理依頼のあるランドセルのパーツ3

安全ナスカン



ナスカン

安全ナスカンとは、子どもたちが登下校の途上、自動車や自転車に巻き込まれたり、あるいは不審人物にぶら下げている物を引っ張られた時などに、外力がかかると外れて事故を未然に防げる「外れるナスカン」のことを指します。

安全ナスカンには「壊れて外れるタイプ」と「壊れずに外れるタイプ」の2種類があります。

前者は「ララちゃんランドセルの安全ナスカン」が知られていますが、ほとんどのランドセルメーカーでは「壊れずに外れる」タイプでその場で差し込めるようになっています。

ララちゃんの安全ナスカンは壊れて外れるタイプですが、保証があるので安心です。安全ナスカンが壊れて外れた時には、羅羅屋に連絡すれば新しい安全ナスカンを無料で送ってくれます。

安全ナスカンのデメリット

安全ナスカンが事故防止に結びつくというメリットはあるにしても、デメリットも存在します。

安全ナスカンはどのように外れるかに欠点があるのです。そもそも安全ナスカンが外れないのは樹脂の摩擦力が働いているからです。この摩擦力よりも大きな外力が働くと外れてしまいます。

問題は、何度も外れるうちに抵抗が小さくなって、小さな外力でも外れるようになることです。そうすると体操服などをぶら下げているだけで外れてしまうようなことが起こり、ナスカンの意味をなさなくなるのです。

そのために、安全ナスカンではなくてただのナスカンにしているランドセルメーカーもあるんです。ララちゃんはわずかな力で外れたりしないように、壊れる仕組みを作っており、その都度新しいナスカンに変更するのです。

安全ナスカンが半永久的に15Kg等の一定の外力で抜ける品質を保つのなら、6年間安全ナスカンの機能を保つでしょうが、途中ですぐに抜けてしまうようになると、ナスカンの機能すら維持できなくなります。

そのあたりのメーカーの努力や創意工夫を期待したいところです。

自動施錠(オートロック)


自動施錠

昔からよくあった失敗の一つに、カブセの施錠を忘れて、下を向いた時にランドセルの中身を道路にばらまいてしまった経験のある方は多いのでは無いかと思います。

自動施錠は便利なので今はどのランドセルメーカーでも標準装備にしています。
ただ、この便利な自動施錠(オートロック)も一旦壊れてしまうと、カブセが開かなくなるので、修理できるまでは中の教科書が取り出せないので不自由します。

鞄工房山本は2015年度までは、この自動施錠(オートマチック錠)を採用していなかった理由として、壊れる可能性があるので壊れない自信ができるまでは搭載しないと伝えていました。2016年度に初めて自信のある製品ができたので自動施錠を搭載しました。

土屋鞄では、壊れる可能性ががあるとして不採用を貫いています。

自動施錠が壊れやすい扱い方

中に教科書などが入ったまま、ランドセルを縦に施錠を下に向けてドンと置いてしまうと、自動施錠に大きな力が加わり、錠が壊れる可能性があります。

子供には、ランドセルをドンと置かないようによくよく伝えておきましょう。

錠が壊れないように丁寧に扱う

ランドセルの肩ベルト



肩ベルト切断

肩ベルトが切断するなんて頻繁に起こることではありません。でも大きな負担がかかるパーツなので素材の材質によっては千切れやすくなります。

最も強い素材は牛革です。牛革は強度のある繊維が緻密に絡み合っているので、引っ張る力に強いのです。人工皮革だから千切れるということもありません。

写真の千切れた肩ベルトは、人工皮革の中でも弱い素材を使っていると考えられます。

人工皮革であっても丈夫な素材はたくさんあるので、人工皮革が全て切断しやすいわけではありません。




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